三好です。
最近、毎朝5時に起きて外をランニングし、その間にこのブログで何を書こうかな~とか考えています。
Youtubeだけでなくブログも習慣化できるように頑張ります。
ちなみに朝5時の奈良は気持ち良いですよ。
広がる田んぼと青い空。
野村証券に勤めて以来、都会で過ごしていたので、とても落ち着きます。
今は起業準備で奈良に帰省しているのですが、時間が止まっているかのように感じられます。
開業準備のお話しは、またどこかでお話しします。
今回は守破離という考え方についてお話しします。
守破離(しゅはり)は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術の修業における過程を示したもの。(ウィキペディア参照)
ウィキペディアで見ると少し難しく感じますが、簡単に言うと物事を習得する過程で
「守」は基本を指します。
よく武芸では「型を身に着ける」というように、
基本を学ぶ時期のことを指します。
「破」は応用を指します
型を身に着けた後に、さらに発展した段階のことを言います。
「離」は自己創造の段階です。
教科書をマスターしたのちに自分のオリジナルを完成させること。
型から離れて自己流の段階です。
成功にはこの守破離のプロセスは非常に重要だと考えています。
お話し逸れますが、昔テレビ番組で空手家の先生が武道における「型」の重要性についてお話しされていて、
「型破り」って言葉あるじゃないですか。
あれってなんとなく破天荒で、勢いがあって、型にとらわれず強い印象ありませんか?
型破りな○○!とか言いますし、守破離でも「破」って入ってますもんね。
ただね、私たち武道家の世界では「型」を身に着けずに、実力でのし上がろうとする者のことを「型破り」とは言わないんです。
そいういう人間は「型無し」っていうんです。
ということをお話しされていたのが、すごく印象的でした。
「守」、つまり基本を身に着けていない段階で、
「破」を勉強しようとすることは「型破り」ではないということです。
ちゃんと「型」を身につけなさいよ、とのことです。
そしてこの「型」をうまく自分に当てはめて、活用できる人間はいろんなことに挑戦しても成功できるのではないかと思っています。
この「型」というのは、基本ということで、なんとなく初歩的なイメージがあるかもしれませんが、
そういう意味で言いたいわけではなくて、
私のニュアンスでいうと「教科書」というのがうまく伝わる表現だと思います。
どの仕事でも成功の教科書がありますよって話です。
野村證券では入社して最初の1年は上司・先輩から指示を受けて、
言われたとおりに仕事をこなすことに全力を注ぎます。
そして1年間基礎を身に着けた後に2年目からは自分の思うがままに仕事していくという社風です。
どこに、どうやって、どれくらい営業を行うのか、上司の許可があれば比較的自由に動けます。
ただノルマ(目標)という責任ももれなくセットでついてきます。ハッピーセット。
この2年目から営業成果は徐々に差が大きくなり始めるのですが、
やはり一定程度の成果を出していた同期たちはちゃんと考えて行動していた方たちが多かったです。
なんとなく証券マンって勢いとノリと強引さでやっていけそうな印象があるかもしれませんが、
(もちろんそれも重要な要素ですが)継続的に成果を出すにはクレバーでなくてはいけません。
そこで、
どうやって営業成果を出そうかなー、と考えることも非常に重要なんですが、もっと早く結果を出す方法があります。
それは営業成果を出している人に聞けばいいんです。
マネできるところはどんどん真似していけばいいんですよね。
だいたい、この世の中、ほとんどが真似でできています。みんなパクリです。
人類が誕生して……何年かわかりませんが(笑)、めちゃくちゃ時間がたっているわけです。
その間に、「自分が成し遂げたいと考えていること」を先に成し遂げている人って探せばいるはずなんですね。
先駆者は必ずいる。
ですからその人を探して、その人がどのように成果を出したのか、聞くなり勉強するなりして自分の中で教科書を1つ作っちゃえばいいんです。
事例研究に近いですね。
だから野村證券でも営業成績が良い人っていうのは、うまくいった人に「どうやって成果出したの?」って聞きまくります。
なんなら全国の支店が内線電話でつながっているので、ほかの支店の直接会ったことない人にも平気で電話します。
「あの営業成績すごいですね、教えていただけませんか?」って。
しかも若手の私なんかに対しても「○○支店の▲▲なんだけど、どうやって営業してるか教えてくれない?うちの若手にも教えてやりたいからさ。」
という感じで腰低く電話してこられたりして、逆にこっちが恐縮するなんてこともザラにあります。
逆に私が電話しても「いいよー、こうするんだよー」って優しく教えてくださります。
自分がそうしてこられたから。
ただ真似すれば成功するなんてことはありませんが、成功に至る行動や考え方を取り入れて、突き進めば成果は得ることができます。
だから回りくどい言い方になってしまい申し訳ないですが、それぞれの業界、仕事で成功された方っていうのはどこかにいるはずなんですよね。
その教科書を学ばずにしてオリジナルで勝負するのは遠回りしてしまう危険性があります。
逆に本当に全く今まで誰もやったことのないことに挑戦されているのであれば、あなた自身が最初の教科書になるんだと思います。
そういった場合には今回のお話しは例外になってしまいますが、違う業種、ジャンルで見てみれば、部分部分で使える教科書はあると思いますよね。
ですので、まずは先人の知恵を借りるじゃないですけど、マネできるところをマスターすればそれだけで一定の結果を出せるようになります。あとはそれを遵守するだけ。
他人の教科書を見せてもらった後から、自分の教科書をつくっていけばいいんですよ。
今日はこの辺で。