■氏名 三好 裕亮
■役職 証券パートナーズ株式会社 代表取締役
■生年月日 1991/02/14
■出身地 奈良県生駒郡斑鳩町
■大学 同志社大学法学部
■趣味 仕事、読書、料理
■座右の銘 「微差が大差に通ずる」
■信念 仕事を通じて関わった全ての人を幸せにする。
なぜFAという職業を選んだか
・大学卒業~野村證券との出会い
当時、同期入社は約500人ほどで、入社前の研修で知り合った面子も非常に優秀な人間ばかりで、今振り返っても新入社員として野村證券に入社し、社会人の基本を叩き込まれたことは最高の経験であり、最善の選択だったと思っています。
最初に配属された支店は千葉県の柏支店でした。
朝の5時に起きて、日経新聞に目を通し、モーニングサテライトを見た後、7時前に出社。始業前の支店雑務を終えた後、指導係の先輩社員と新聞の読み合わせを行い、その日の営業の段取りを打ち合わせし、9時になったら飛び込み営業で外出、というなんともハードな1日を過ごしていました。
叱られたことも褒められたこともたくさんありましたが、上司やお客様に恵まれ、毎日忙しいながらも伸び伸びと営業させていただき、その甲斐あってか、社内の表彰にも数回選出され、非常に充実した新人時代を過ごさせていただきました。また、様々なお客様との出会いを通して、証券営業の難しさややりがいも感じることができました。
・転勤~転職のきっかけ
そんな私にも入社4年目の夏に異動のお告げが発表され、大阪へと転勤することになりました。
柏支店での頑張りが評価されたこともあり、超富裕層を専門で担当するWM部(ウェルス・マネジメント部)への異動でした。今まで見たこともない単位の資金が動き、転勤して1か月は驚きの連続でした。
次第に環境にも慣れ、営業活動の成果も表れ始めていましたが、それと並行して違和感も感じるようになっていきました。それは高すぎる営業目標と会社の推進販売でした。
億単位で顧客に売買させている上司でも営業目標に届かないことはザラで、達成するために客観的に見ても合理的でない売買を行っている人もいました。もちろん、優秀な方ばかりの部署だったこともあり真っ当にサービスの対価として手数料を上げて達成している人もいましたし、すべてを否定するつもりはありません。ただ、全営業支店の頂点に立つ部署がこの状態であることを見たときに、何かが違うな、そう感じました。
そして転職を大きく考えるきっかけとなった2018年12月。
ある株式銘柄が上場することになり、その幹事証券を野村證券が引き受けることになりました。
当時、ニュースを大きく賑わしていたので、分かる方も多くいらっしゃると思います。
その上場前の多額の未上場株を販売しなければならないという指令が上層部から降ろされ、全社的に未上場株の販売に取り組むこととなりました。当時は野村だけでなく、国内の大手証券会社はほとんど幹事証券に入っていましたので、国内の証券営業マンはこの銘柄の販売に昼夜駆けずり回っていたことだと思います。
また上場前にもかかわらず、ネガティブな情報もかなり流れており、冷静に見て大きく値上がりする期待はかなり薄かったと今でも覚えています。営業マンはそれを心のどこかで分かりながらも販売しなければならないという葛藤に全員苦しめられていたと思います。「俺は自分の意思を突き通して、全く販売には取り組まなかった」と言えればかっこいいのですが、こんな風に記事を書いている私自身も、会社の一員として販売活動を行っていました。
結果として、会社の目標販売数は達成できましたが、その銘柄は上場とともに値下がりし、お客様に大きくご迷惑をかける形となってしまいました。
自分の5年間の営業活動を振り返り、柏支店や大阪支店で自分が開拓したお客様のことをずっと考えていました。
自分はなぜこの仕事をしているのか、
何のために存在しているのか、
突き詰めて考えて、
「目の前のお客様に喜んでいただくため」
だと改めて答えが出ました。
「会社員として仕方がない」といえばそこまでですが、そのことがあって以来、私自身、自分の証券マンとして、資産アドバイザーとしての在り方を大きく見つめ直し、会社にとらわれず、より中立的な姿勢でお客様と関わっていきたいという思いが強くなり、独立という道を考えるようになりました。
・証券パートナーズ 創業
そして、2020年2月14日、私の29回目の誕生日に当社を立ち上げました。
立ち上げたばかりの時期にコロナウィルスの感染拡大、緊急事態宣言での在宅を余儀なくされ、設立準備もままならず、課題や困難も多く生じましたが、なんとか開業まで進めることができました。
「証券パートナーズ」という社名は
【資産運用を通じてお客様のお役に立つ】、【お客様とともにパートナーとして歩む】
という想いを込めて命名致しました。
一人でも多くの方々に正しい金融知識と情報をお届けできるよう、
今日も私はお客様に会いに行きます。