はい、三好です。
今日は”ポジショニング”の大切さについてお話していきます。
まずポジショニングというのは、日本語で「立ち位置、位置づけ」と訳します。
あなたの立ってる位置は、
自分の理想や思い描く将来像に近づくために
正しい位置取りをしていますか？っていうお話です。
「頑張れば夢は叶う」
「努力は裏切らない」
そう言われて育ってきた人は多いと思います。
でも、大人になって仕事をするようになると、
こう思うことがあるんです。
同じように頑張っているのに、
なんであの人の方が稼げるんだろう？
実はこれ、「才能」や「努力」の問題じゃないことが多いです。
理由はシンプルで、
そもそも戦っている場所（＝ポジション）が違うから。
なんや難しい話でんな、
という声が聞こえますので
少しわかりやすく解説します。
たとえば、
ラーメン屋さんと、スマホアプリを作ってる会社。
どちらも真剣に仕事をしてるし、朝から晩まで働いてる。
だけど、儲け（利益）はぜんぜん違います。
ラーメン屋
：材料費や家賃が高くて、
1杯売っても手元に残るのは数百円。
アプリ会社
：一度作ったアプリが勝手に売れ続けて、
寝ててもお金が入ることもある。
もちろん、どちらも素晴らしい仕事です。
でも、「収入」だけで見たら、立っている土俵が違うんですね。
私は年に数回、日本の四季報を
2週間かけてすべて目を通すようにしています。
漢字辞典ほどの分厚さで、かなりの体力を要します。
この四季報では、企業が業種ごとに並んでおり、
自動車、半導体、金融、不動産、
というように似たような企業が連続して記載されています
これらをずーっと見ていれば分かりますが、
利益が沢山出ている業種、業界のページでは
企業に関係なくほとんどが黒字決算で、
利益率が良い企業が続きます。
一方で赤字企業が多い業界、
もしくは利益率が悪い業界では、
同じ業種の会社の決算は似たように赤字、小利益となっています
四季報見てペラペラページを見ていれば、
「ここからは赤字企業ゾーンだな」
「この業界はどこも黒字だな」
というように業界全体で明暗が分かれています。
だから何が言いたいかというと、
「どこで、何をするか」というポジショニング。
同じ100時間頑張るなら、成果が大きく返ってくる場所で戦った方がいいよね、ってことです。
たとえば、いくら努力しても
「めっちゃ競争が激しい場所」や
「もう誰も求めていない仕事」では、報われるのが難しいです。
逆に、「少しの工夫で注目される場所」や
「これから伸びていく分野」で頑張れば、
努力が何倍にもなって返ってくる可能性が高い、ということです。
個人のお仕事でいえば、
不動産の営業マン、M&Aのコンサルタント、
YoutuberやTikToker、ライバーや
ホスト、キャバクラ嬢などは
今でも”努力によっては”一般人が儲けやすい業界だと思います。
（あくまで”稼ぎ”基準です。）
逆にラーメン屋をオープンして頑張ったとして
儲からないわけではないですが、
年収1000万にはかなり時間がかかりますし、
何より体力的な疲労が半端ないと思います。
今回はあくまで分かりやすく伝えるために、
日本企業の業績を例に出しましたが、
そもそも株に投資するなら日本株でいいのか？
ということもお伝えしておきます。
これもよく言われる話ですが、
株で資産を増やすなら、
全体が上がっている米国株の方が
勝率は高いんじゃないか？
ということですね。
この値動きを見れば、
「日本株で良い銘柄を選んで頑張る！」
という次元の話ではないですよね。
もちろん将来もこのようになるとは断言できませんが、
大局を見れば、勝ちやすいのは米国の方だと思います。
なので私は日本株はTOPIXや日経平均などの
全体に分散された商品は買いませんし、勧めません。
日本に投資するなら、個別企業の株に絞っています。
それ以外は米国などの海外ですね。
運用の結果に関しては、
株の売ったり買ったりが上手い下手、だけでなく、
そもそもあなたが成功しやすい立ち位置を取っていますか、
ということが大いに関係します。
魚が少ない池で頑張って釣りをしても、
魚がたくさんいる池の釣り人には勝てません。
それは努力云々の問題ではありません。
もちろん努力は大事です。
ただそれは正しいポジショニングを取ったうえで努力しないと、
結果に結びつかないこともあるよ、ってことですね。
個人的には、投資だけでなく、
自分の働く業界や住む場所などもかなり重要だと思います。
ポジショニングについてのお話でした。
今日はこのへんで。
