証券パートナーズの三好です。
今回は私の仕事や人生に対する考え方をお話しします。
以前ベストセラーになった「嫌われる勇気」と言う本を皆様ご存知でしょうか?
何となく聞いたことあるな、表紙を見た事はあるなと言う人は意外と多いと思います。
この本の内容は一言で表すと
「全員に好かれる必要は無い」ということです。
日本人は何となく周りの空気を読んだり、人に合わすことが多い国民性とよく言われます。
もちろん嫌われるより、好かれるのに越した事は無いのですが、この世の中全員に好かれると言う事はかなり難しいと考えています。
テレビで好感度が高い芸能人ランキング
というのが発表されますが、
この好感度が高い芸能人というのは、
一方で好感度が低いランキングにも入っていることが多くあります。
人の目に多く触れる機会の多い芸能人は好かれることもあれば嫌われることもあります。
明石家さんまや木村拓哉だって嫌いな芸能人ランキングに入ります。
キムタクでも嫌われる世の中なんですから、私三好が全く嫌われない、という事はあり得ません。
YouTubeだっていつも動画を投稿すれば必ずバットマークがつきます。
もちろんグッドボタンの方が多いですが、少なからず私のことを嫌っている人はいるはずです。
(グッドボタン押していただいている方々、
ありがとうございます!)
動画を投稿し始めた最初の頃はバッドマークを気にしてしまうこともありましたが、今は全く気にしていません。
というか気にしても意味がないし、そこにエネルギーを使うだけ無駄と言うふうに感じています。
これはYouTubeに限らず、仕事に関しても同じことが言えます。
私は場合によって、お客様に厳しい物言いをすることがあります。
ほとんどないんですけどね。
例えばですが、私の会社のホームページには、運用資産500万円以上から担当に付きます、と書いています。
言ってしまえば、この一文を載せるだけで私は500万円以下のお客様を切っているわけです。
めちゃくちゃ失礼ですよね。
これは端から見れば
「失礼だ」とか、
「調子に乗ってる」とか思われる方もいらっしゃるかもしれません。
私としてはそう思われても全然問題ないのですが、なぜあえて自分が不利になるような文言を載せているのか理由があります。
この理由は分かる人には分かっていただけると思います。
これは自分の仕事の経験から、万人に平等に対応できないことがわかっているからです。
50万円の人、100万円の人、
そういったお客様も迎え入れることで、お客様の数をさらに増やすことができるかもしれません。
ただ、私の体は1つしかありませんし、
そのほか、私に1億円以上お預けいただいているお客様もいらっしゃいます。
そういったお客様たちから見て、私が50万円のお客様に一生懸命対応しており、多忙となっている姿を見るとどのように感じるでしょうか。
「せっかく1億円預けているのに、自分に対応する時間を割かず、三好は何をやっているんだ!」
もし私が同じ立場だった場合、そんなふうに感じると思います。
もちろんできることなら皆平等に、誠心誠意対応したいと思っています。
ただそれが難しいから、方針としてあえて明言することで500万円以下の方をふるい落としているわけです。
これは富裕層の方であれば言わずもがなでご理解いただけるのですが、
全く運用初心者や金融機関との対応をしたことがない方からすれば、これに対して非常に嫌悪感を示したり、場合によっては私に怒ってくることもあります。
「三好さんは任せる金額で対応を変えているんでしょうか?」
とか平気な顔して言ってきます。
私はなるべくお客様に「平等」とはいかないかもしれませんが、誠心誠意心からの対応をしたいと考えています。
だからこそ最低ラインを500万円と線引きしています。
500万円以上だからこそ、誠心誠意対応できるのです。
そしてこれは明言こそされていませんが、証券会社でも同じことだと考えています。
以前勤めていた大手証券会社では、
数百万台のお客様に男性の担当者が就く事はかなり少なかったです。新人の若い子ならあり得ますけど。
大抵は窓口の女性社員が対応します。
もちろんお客様のお金は1万円でも、10万円でも、100万円でも大事なお金には変わりありません。
ただそれは、ビジネスとして行っている以上、仕方がないことだと思っています。
例えにはなりませんが、
毎年実家に帰ったら
1万円くれるおじいちゃんと、
何もくれないおじいちゃん
孫の立場としては前者のおじいちゃんに懐くのは当然のことと思います。
それを言うか言わないかの違いだと思っています。
また愚痴になってしまいますが、
私が最初に設定している初回面談料金1万円という金額ですが、
これを「高い」という方がいらっしゃいます。
本音としては「じゃあ来るなよ」と、
口から出かかってしまいますが、あえてそこは大人の対応しております。
実際、私の面談はお客様と1時間×2回を行い、それを10,000円と設定させていただいております。
私がこの面談にかける時間と言うのは、面談時の2時間だけでなく、それ以外に資料を作ったり、合計で4時間ほどかかっています。
これを時給に換算すると約2500円です。
これは私の年収から考えると逆に安い金額となっています。
ましてや無料なんてできるはずがありません。
お客様は私と会っている2時間と考えますが、実際裏でかかっている費用を諸々考えると1万円が最低ラインだと考えています。
また実際に運用を始めると1万円程度は1日で動く金額です。
それも分からないなら来なくていいですよ、という想いもあります。
そういった理由も含め、私はただで無料で仕事を受ける事は行いません。
今お付き合いいただいているお客様方は、そういった背景にもある程度ご理解があり、人格的にも素晴らしい方達が多くいらっしゃいます。
ここだけの話、
私が業務上、利用しているSBI証券のスタッフさん達からも「三好さんのお客様達は良い人が多い」とよく言われます。
これは私の中でも誇れる自慢でもあります。
たまにお客様自身にSBI証券にご連絡いただくことがあるのですが、その際の対応がしっかりとされている方が多いのだと思います。
これはお客様方の人格が素晴らしいから、ということに尽きますが、
一定の基準を設けることで良識のあるお客様が集まっているからというのも一つの理由だと考えています。
これからの生き方として、
「誰にも嫌われない」というのは、一方では「誰からも好かれない」ということの同義になってくると考えています。
より自分の主張を表し、
そこに共感してくれる方だけに好かれれば良いわけで、
逆に八方美人と言うのはどっちつかずで、だれにもジャストフィットしない振る舞いなのだと思います。
これからの人間関係を考えた場合、少しわがままなくらいが良いのかもしれません。
それを考えると、
今回自民党総裁に選ばれた岸田さんは私と対極にあるようなタイプです。
みんな穏便に、
そんなふうに振る舞っていれば結局は何も成し遂げることはできません。
総裁当選以降、
日経平均8営業日連続下落と言う歴史的な記録を残し、最悪の船出の新内閣はどのように打破していくのか見ものですが、トップの考え方が変わらないと少し難しいかもしれません。
たった一度きりの人生、
もっとわがままに生きればいいんです
思っているほど人は他人に興味がありません。
自意識過剰もほどほどに、私は私の信じる道を進みたいと思っています。
最後に補足をしておきますが、
私は嫌われてもいいと思ってはいますが、
自分が好きな人にはとことん好いてもらえるように全力を尽くしています。
今お付き合いいただいているお客様には尊敬と感謝の念しかありませんし、ご期待に応えられるよう精進して参ります。
この場を借りて、密かに想いを綴っておきたいと思います。
心より御礼申し上げます。
今日はこの辺で。