ハイ三好です。
今日はちょっと耳の痛い話かもしれません。
みなさまはタダでもらえるものは好きですか?
私はもらえるものはもらっておこう、と思う一方で、
相手はタダで与えることで何を目的にしているのだろう?と疑ってしまうところがあります。
例えば、街角で配られるポケットティッシュでいうと
ティッシュを配ることで、同時に宣伝したいんだな~ということが分かります。
なにも宣伝していないポケットティッシュはあり得ないですよね。
ポケットティッシュなんかは分かりやすい仕組みです。
別のケースでいうと、無料相談などもそうです。
これは最終的には商品の販売、が目的になってきます。
相談に乗る側も相談に乗っている間、
時間や手間暇がかかってきます。
行政の無料相談などは別ですが、
民間企業が行っている無料相談はボランティアではありません。
ビジネスです。
ビジネスである限り、最終的にはお金という対価を
どこかでいただかないと存続できません。
その前提を忘れてはいけません。
ではその無料相談にかかった時間や手間暇のコストをどこで回収するかというと
当然、無料相談後の商品の販売料金や、サービスの契約料に料金が上乗せされて請求される訳です。
こんな話は当然のこととご理解されていることかと思いますが、
時として私たちは、目の前の担当者の人の良さや雰囲気によって、この人は「善意で対応してくれている」と考えてしまいがちです。
もちろん対応の良し悪しは個人差がありますし、善意をもって対応してくださる人は多くいます。
ですがボランティアではありません。
もちろん、お付き合いも長くなり気心知れた関係であれば、
”お客様と担当者”という関係を越えて、ご一緒に食事をしたり、出かけたりというようなお付き合いも当然あります。
私自身も損得だけで動いているわけではありませんので、そこだけは誤解なきように笑
また業界的に、ご自身の人生にとって大きい買い物
保険・不動産・金融などにも無料相談は多いですね。
業界全体がそういう形でやりくりしているので、当然のこととして違和感を感じないかもしれません。
ですが、その無料相談分の費用を回収するために手数料を大きく徴収されてしまっているという事実があります。
というのも
無料相談に来た方、皆様が商品の買い付けに至るとは限りません。
言い方が悪いですが、
無料相談である分、「とりあえず話を聞いてみるか~」というお客様も多くいらっしゃるのが事実です。
もちろん無料であるのですから、お客様に悪いことは何一つありませんし、当然の権利を行使したまでです。
そのこと自体は問題ないのですが、
そういった商品の買い付け、サービスの契約に至らなかったお客様にかかった時間や手間暇のコストも、商品の販売料金やサービスの契約手数料に含まれてしまうということです。
具体的に説明すると、
無料相談会に10人が来ていただいたとして
その後にお話しがすすんで、2名の方が商品の買い付けや、サービスの契約になったとします。
その際、10人分対応するためにかかった手間暇のコストを
契約に至った2人から回収することになるわけです。
ですので割高な手数料を支払わされたりするのですね。
こういったことに対して理解できていない場合、
安易に無料という言葉に釣られてしまうと、無駄に高い料金を支払ってしまう可能性があります。
また私の経験上、富裕層、資産家という方たちは無料で何かをやってもらう、ということを逆に嫌う傾向があります。
サービスを提供する人に対価を支払う習慣が身についているように思います。
しっかりとサービス提供してもらうには料金がかかること、
安かろう悪かろうでは、最終的に割高になってしまうこと、
また相手の手間暇を考えると、到底無料でお願いするという考えには至らないこと。
そういった考え方が自然に身についている方が多いように感じます。
無料ほど高い買い物はありません!
今日はこのへんで。
<本日の動画>
「高配当株投資はおすすめしない理由」