今回は4つの働き方の区分・種類の解説していきます。
(金持ち父さん貧乏父さんでは「区分・種類」ではなく、クワドラントという言葉で表現されていました。分かりにくいので区分でいきます笑)
↓前回記事
https://ifa-miyoshi.com/2019/12/20/%e3%81%8a%e9%87%91%e6%8c%81%e3%81%a1%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e5%83%8d%e3%81%8d%e6%96%b9%e2%91%a0/
4つの働き方
E=Employee 従業員・会社員
S=Self employed 自営業・士業
B=Business owner 会社経営者
I=Investor 投資家
図の英語は上記の頭文字を示しています。
前回紹介した書籍内では、働き方は大きくこの4つの区分に分けられると紹介されています。
ただこれは複数にまたがった働き方をしている方も多く、会社員(E)しながら運用している(I)というようなケースも多くあります。
かならず、一人一つの働き方とは言えないのでそちらもご認識ください。
では一体どの働き方が、資産を大きく築き、自由な生活を送れる働き方なのでしょう?
解説していきます。
E=Employee 従業員・会社員
日本人の約9割がこの区分に入ると考えられる働き方です。
会社員・契約社員・アルバイトその他諸々従業員と呼ばれる方々が該当します。
このに区分に属する方々の収入源は主に「給与」という形で支給されます。
ある会社、団体に属し、毎月一定額、決められた報酬体系に応じて支給されます。
基本的に給与が会社の売上状況に(直結)するわけではなく、一定の収入は守られています。
(会社が倒産寸前などの場合は給与が出ないなどの事柄もありうるかもしれませんが、今期は赤字決算だったので給料ナシ!などの危機的状況になりにくいという意味です)
ただ、勤務時間に関しては出社時間、退社時間が決まっており、基本的に就業規則に拘束されます。なので転勤には従わないといけませんし、職場環境においての人間関係も自力で選ぶことはできません。
その他、有給や夏休みなども国から認められており、休んでも出社としてカウントされたりという福利厚生を享受できるのも会社員としての魅力です。
(有給休暇などは会社によっていろいろだと思いますのでまちまちだと思いますが。)
また日本では労働法の規定で、よっぽどの行為をしない限り、会社側から一方的にクビにすることが難しいです。※法律上はね。
良い点…ちゃんと出社して働けば、一定の給与は守られる。福利厚生、補助等も会社によっては受けられる。法律上よほどの限り、一方的にクビになりにくい。その他、税金、社会的信用面など。
悪い点…仕事内容、場所、勤務時間は就業規則に拘束される。収入の上限は限られる。
ざっとこんな感じだと思います。私も今年の前半まで会社員だったので。
次、自営業の解説いきます。
S=Self employed 自営業・士業
こちらは従業員を持たない「一匹オオカミスタイル」と考えてもらえば早いと思います。
(細かいことを言えば一概に言えませんが、わかりやすい↑表現としてとらえていただければと思います。)
ここに該当するのは、就業員を持たない会社経営者、弁護士・税理士などの士業、フルコミッションの生命保険営業、プロスポーツ選手、フリーランサーと言われる人全般などになります。
あと最近話題の副業も一応この区分の働き方に当てはまると思います。
この区分から給与に関しては、自分の「売上・成果」が直結してきます。
毎月の給与が担保されているわけではなく、売上・成果によって変化します。
またその他、業務にかかわる出費なども自己負担であることが多いです。
なので会社員よりも2倍ほど収入を稼がないと、経費や福利厚生を鑑みると会社員の方が優遇されているという考え方もあります。
ただ保障もない分、上限もありません。なので生命保険営業マンでも年収○○億と!!いう強者も出てきます。
私のしているIFAもこの働き方タイプが多いです。
(ただ私に関してはフルコミッションではなく、会社から一定の給与が担保されており、会社員と自営業の中間くらいの給与体系になっております。)
勤務時間に関して言えば、所属している団体や、個人で決めている部分も大きいのでバラバラですが、会社員(E)に比べ、自分の裁量は大きいといえます。
良い点…成果に応じるので、給与の上限がない。働き方は比較的自由なところが多い。
悪い点…売上、成果が上がらなかった場合、生活できないほど追い込まれることもある。自己負担が大きい。収入が変動する。
こんな感じです。現在IFAとしてこの働き方に片足突っ込んでるので、お金の面では上記にあげた点が大きな特徴だと私自身も実感しております。
B=Business owner 会社経営者
ここからは少数派の方たちの働き方の解説に入っていきます。
当てはまる方は会社経営者全般、あとは開業医の方などが当てはまります。
(ただ難しい話ですが、本書では、雇われ社長という方々はE=Employee 従業員・会社員の区分になります。説明難しいから違いは自分で調べて下さい笑)
当然のことながら、会社経営者・社長と呼ばれる方たちの収入は、会社の「売上・成果」直結します。そして自分の意思で収入を決定できます。
また会社としての負債、借金というマイナス面も最終的には自分の資産に直結します。
先ほど出ましたS=Self employed 自営業・士業との大きな違いは、
従業員を雇い、現場は自分ではなく従業員に働いてもらっている状態、そのような仕組みを構築できている状態、社長業に専念できる状態
という認識です。
(まあ簡単ではないですけどね。)
少し伝わりずらいと思うので、例えばですけど。
ソフトバンクの孫正義社長がソフトバンクショップで直接お客様の対応しないですよね。
たまにすることあるかもしれんけど。
ユニクロの柳井社長が店舗に出て「いらっしゃいませ~」とか言いながらレジ打ちしないですよね。
急に出てきたらびっくりするけど。
そゆことです。笑
今、例に出したお二人はむしろ忙しく動きまわっているんだと思いますけど、現場を離れても売上は上がりますし、会社としての仕組みが急に止まることはありません。
そこには店長という役割の社員がいて、一定の権限を任せることにより、円滑な営業活動が行えるようになっております。
もちろん店長は(E)の区分です。
だいぶスケール大きい話になりましたが、サイズが変わっても考え方は同じです。
まとめると、
収入は売上に直結、上限なし、マイナスも直結
勤務時間・場所も自分で決定できる
良い点…収入上限なし、時間も自分で決定できる。現場を離れても営業活動が続く。(時と場合による)
悪い点…売上、成果が上がらなかった場合、生活できないほど追い込まれることもある。マイナスも直結。収入が変動する。社員のミス等も最終的に会社が負担。
もちろん、細かい話すれば突っ込みどころ満載の解説ですが、働き方という意味では大きな違いは上記の部分だと思います。
はい次ラスト。
I=Investor 投資家・株主
これはイメージしやすいかと思います。
運用している人全般に当てはまります。
デイトレーダーや専門に行っている方もいますが、そういった方だけじゃなく資産運用を行っている方全般を指しているとご認識ください。
なので本業にしているトレーダーさん以外は副業のような認識になります。
(もちろん運用対象は金融商品だけでなく、不動産や美術品など多岐にわたります)
収入はもちろん運用成果による。
取り組む時間も人による。
それだけです。
ただ株式投資に関して言うと、
上記にあげたソフトバンク、ユニクロなど上場株式に投資するということは、当然、その企業の株主になるということであり、株主になるということはその会社の経営にわずかながらも参画するということです。
株主総会でも質問したりできます。
もちろん会社の売り上げが上がれば、配当が受け取れたり、配当が上がったり、株価自体も値上がりする可能性があるということです。
それは言ってみれば、自分ではなく、その企業に勤めている優秀な会社員さんたちがあげた売上・成果の一部を自分の資産として受け取るということです。
これって素晴らしいことだと思いませんか。
(変なイメージで伝わったらスイマセン。)
なので投資家(I)・資産運用に関しては、お金に働かせるとも言いますが、それは言い換えると、経営に参加して、経営者(B)に一部なるということでもあるのです。
(たぶんこの表現、余計に皆様を混乱させると思います笑。ただ、そんな考えもあるんだな~程度に伝われば嬉しいです。)
話し戻すと、投資家(I)のまとめ
良い点…値上がり益・配当益を得られる。会社経営に一部参加できる。
悪い点…損する可能性がある。
少し記事がカロリー高めになったので笑、次回、書籍で述べられている「幸せで自由な人生を送れる働き方」について書いていきたいと思います。
ではこのへんで。
https://ifa-miyoshi.com/2019/12/24/%e3%81%8a%e9%87%91%e6%8c%81%e3%81%a1%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e5%83%8d%e3%81%8d%e6%96%b9%e2%91%a2/