働き方

トップセールスは経営の恥

 

ハイ三好です。

 

 

今日は仕事についてお話ししていきます。

 

 

 

 

私が勤めていました証券会社では”トップセールス”と呼ばれるような

優秀なセールスマンがいます。

 

はっきりとした定義はありませんが、

周りよりも秀でた成果を出す営業マンはトップセールスと呼ばれています。

 

 

 

 

 

こんなことを言うといやらしいのですが、

 

 

 

個人的には私も野村證券で社内表彰を何度かいただき、トップセールスと呼ばれる部類の存在でもありました。

(当時の役員の方々と)

 

 

 

(実家に眠っているトロフィー)

 

 

 

もちろん上には上がいるんですけどね。

 

 

 

 

 

今回はそんな自慢をしたいわけではなくてですね。

 

 

 

 

この営業成果の個人差についてお話しします。

 

 

 

 

 

野村證券では何千人と営業マンがいて、

上から下までで比べると、10倍以上営業成績に差がついていることもあります。

 

 

 

 

もちろん上位の営業マンは優秀で、たゆまぬ努力をされています。

 

 

 

ただ下位の営業マンは、”優秀ではない”かというと、本当にそうなのか?と思ってしまいます。

 

もしかしたら、下位の人たちは自分に甘い部分があったりするかもしれません。

ただ、”人間的にいい人”もたくさんいらっしゃいますし、

そもそも大企業に入社する人間は一定程度、入社選考でふるい分けされ、そこから勝ち残って入社した人々です。

 

少なからず、入社時点では個人の能力に大差があったとは思えません。

 

 

 

それなのに入社してから徐々に差が開き始め、結果も10倍以上の差がついてしまう。

 

「営業マンの努力の結果」

と言われればそこまでです。

 

 

 

 

もちろん営業は個人の能力で差が出てしまうのは仕方ない部分があると思います。

 

ですが、10倍以上の差が開いてしまうのは明らかに問題だと思います。

 

 

やる気などの精神的な問題かもしれませんし、業務を進めるプロセスかもしれません。

どこかに違いが出ています。

 

 

ただ、自分の考えとして、会社は仕組みを作ることが一番重要であり、

個人の能力に頼った経営は個人に依存しており、あるべき形ではないと考えています。

 

 

 

 

 

マクドナルドを例に話します。

 

マクドナルドではお客様が来店されて注文した際に、

 

レジで対応する流れ、

ハンバーガーを作る作業工程

それにかかる時間

 

全てが統一されています。

 

 

対応した店員さんによって、

注文までの時間がすごくかかったり

ハンバーガーの味がバラバラだったり、

ということはありません。

 

 

もちろん場所によって来客数が違ったりして、店舗による売り上げの差はあります。

 

ただ店員によってお客様の対応できるスピードが10倍も違ったり、

ハンバーガーの味が10倍美味しいということはありません。

 

 

 

これは徹底的にマニュアル化された結果ではありますが、

言い換えれば、そのマニュアル通りに動けば、だれでも売り上げをあげられる、

ということです。

 

 

 

そういった意味では、成果に差が大きく出る職場は

業務にバラつきがあり、統一化ができていないとも言えます。

 

 

 

 

 

トップセールスは貴重な存在です。

それ自体はを否定しているわけではありません、

 

 

 

 

 

 

 

トップセールスが生まれるなら、

その生まれる仕組みをマニュアル化する。

 

 

それができれば、トップセールスまではいかなくとも、

全員が”そこそこセールス”になれるのではないかと思います。

 

 

 

そういう意味では、

「トップセールスが生まれるのは、経営の恥」です。

 

 

 

それではこの辺で。

 

 

 

<今日の動画>

「アメリカ大統領選挙で株価はどうなる?」

 

 

 

ABOUT ME
三好 裕亮
FA/お金の専門家。元野村證券勤務。中立的な立場からお客様に最適な資産の組み合わせをお伝え致します。このホームページでは皆様のお役に立つ経済、資産運用、働き方に関する記事を記載しております。個別のご相談や質問に関してはお問合せ までお願い致します。