はい三好です。
今日は「資産運用にまつわる間違い」第2弾ということで、
前回好評だったこちらの記事の続編をお話ししていきたいと思います。
前回の記事
見てない方はぜひ前回もご覧くださいね。
前回同様、私の頭の中では↓が流れていると思っていてください。笑
(冒頭だけで構いません)
それでは行きましょう!
①家族に相談してみます!
※再生中(笑)
聞く人、間違ってる!
これは思い切りのない方に多いお返事です。
特に親御さんが子供さんに相談する、という場合には、結果として「やっぱり運用止めておきます」という結論に至ることが多いです。
別にそれはそれで構わないんですけどね。
子供に聞いたら、当然「お母さん、そんな怖いこと止めておきなよ」
という返事になるのは自然なことと思います。
将来、自分の資産になる可能性のある親の資産を投資に回す、というのは子供からすればリスクでしかないわけで、何もしない現金でもらった方が嬉しい、という思考になります。
ただいつも思うんです。
時間をかけてちゃんと運用すれば、そのお子様、ご両親ともにハッピーになるのにな、と。
分からないことを、分からない人に相談しても、正しい返事が返ってくるわけがありません。
これは起業する時なども同様です。
起業してない周りの人に、「起業しようと思うんだけどどう思う?」と聞いたら、多くの返事は「怖いからやめておきな」という答えになります。
実際、私もそうでした。
聞く人、間違ってます。
それは同じ世界の人に聞いてもダメで、
自分が挑戦しようとしていることを、既にご経験している方に聞くのが、正しいと思いませんか。
経験上、お金持ちの人がますますお金持ちになる、というのは家系的にもこのようなサイクルがうまく回っていることが多いと感じます。
挑戦や、リスクを取ることに対して、一族として容認していることが多いです。
両親が商売人の場合、子供も商売人のことが多いです。
一方で、両親や周りの環境が一般的な家系の場合に、
自ら独立したり、起業したりする人、というのは自分の頭で考え、周りに流されない意思を持っている方が多いです。
そのまま流されていれば、一般的なサラリーマン家庭になるところを、敢えて事業を興すわけですから、それ相応に確固たる考えが無いと、そんな選択を取れません。
だから創業者は強いんですね。
株式投資でも創業者がトップのワンマン企業の株価は、そうでないサラリーマン社長の会社に比べて業績が良く、株価も上昇しやすい傾向にあります。
国内銘柄で銘柄を選ぶときは、私は必ずオーナー企業を選びます。
実際、そのあたりは理にかなっていると思います。
②Youtubeで勉強します
※再生中
これも何度か聞きました。
皆様には知っておいていただきたいのですが、最近このような報道がありました。
これはYoutubeではないのですが、Twitterで有名な「トンピン」という人物が相場操縦で逮捕されたという記事です。
「トンピン」はTwitter界隈では有名で、投資にまつわる情報発信を行っていました。
たまに銘柄なんかも「これが上がる!!」と発言しており、実際この方を信奉している方も多くいらっしゃいました。
ただこの「トンピン」は自分でオススメ銘柄を言う前に、その銘柄を自分で購入しており、Twitterで「この株が上がる!」と言って、それを見て多くの人が購入している時に、自分自身は売却して利益を得ていたとのことです。
これはYoutubeでも同様です。
一定の視聴者がいる発信者が「この銘柄が上がる!!」と発言すると、それを参考にしている人が、その銘柄を購入し、株価が騰がるのはよくあることです。
みんなで買えば株価も上がりますわな。
みなさんは、その全く縁もゆかりもない発信者の言葉を信じて買っているだけかもしれませんが、もしかしたらあなたはその発信者の養分になっている可能性は十分にあります。
その発信者が「事前に購入している可能性」は十分にあります。
その点を踏まえて、情報を受け取られた方がよろしいかと思います。
「Youtubeを見ているから大丈夫!」
⇑その時点で、あなたは養分です。
ちなみに私のような金融を本業にしている人間は、不特定多数の人にネット上で「個別商品」を勧誘してはいけないことになっています。
たまにオススメ銘柄を発信してください!と言われることもありますが、それは本来やってはいけないことなんですね。
そのあたりの事情も知っておくとよろしいかと思います。
なんか、今日は毒舌だなぁ(笑)
③金融機関がオススメしていたから
メロディを忘れた方用にもう一度(笑)
これはたまに寄せられるご質問ですね。
例えば、各証券会社にはアナリスト、という人間が存在しており、「推奨銘柄」などレポートを発行していることが多々あります。
ただそういった会社に勤めている金融の業界人には「本音と建て前」があることを知っておいてください。
例を挙げると、多くの証券会社では「7203 トヨタ自動車」の株価評価を「買い」と推奨していることが多いです。
ソフトバンク、NTTなども同様です。
ただこれはどうしても「買い」推奨しなければいけない事情があります。
なぜなら、今あげたような企業というのは、各金融機関にとっての大手顧客でもあるからです。
自社と大きくお取引がある企業のことを「売り」推奨できるでしょうか。
これは会社同士の事情でできませんよね。
ソフトバンクに「売り」なんて評価をつけようものなら、孫会長から「もうあの証券会社とは付き合わない」と一蹴りされて終了です。
そういった裏の事情も把握せずに「証券会社が買い!と言ってるから買う」というのは、浅はかな判断だと思います。
こういった本音と建前については、お客様側も分からないことですし、理解が及ばないところですので、難しい所ではありますが、今後も私は私なりに「金融機関の本音と建て前」はお伝えして行ければと思います。
そう考えると、「大手だから安心」というのは、時代の流れに合っていない考えなのかもしれません。
「会社」で選ぶのではなく、「人」で選ぶ時代です。
決して私だけでなく、いろいろな業界関係者が世の中には存在しています。
皆様の運用ライフがより、ハッピーなものになりますよう、心より願っています。
今回も愚痴大会になってしまいましたが、ご容赦いただければと思います。
第三弾はまた思いつきましたら書いてみたいと思います。
お楽しみに。
今日はこのへんで。