資産運用

暴落相場と投資行動

大変ご無沙汰しております。

ブログ更新さぼり系IFA三好です。

 

最近はコロナウィルスの影響で株式相場も歴史的な下落局面であり、いろいろなご相談が増えてまいりました。

現在投資している方からは、「今後の見通しを教えてほしい」「もう売ってしまった方がいいのか」、

今まで投資していなかった方からは「これって投資するにはチャンスですよね?」「何買えばいいですか!?」

有難いことに、そのようなご相談が多くいただいております。

 

このような状況においてどのような投資行動を取るのが良いと考えるのか、私の考えを今回は記述していこうと思います。

 

現状確認

コロナウイルスの件で世界的に株価は大きく下落しております。

 

 

日経平均株価は直近高値で見ると

24000→21000円近くまで下落 (約ー13%

NYダウも同じく、

29000ドル→26000ドル近くまで下落 (約ー11%

 

大幅な下落です。

1日の下げ幅も歴史的に大きなものとなっています。

 

あくまで日経平均などの指数を例に出しておりますが、

1企業の個別株ではー20%以上という銘柄もザラにあります。

 

今年1年間の儲けが吹っ飛んだことになります。

 

それでは今後どうするべきか、考え方など順に解説していきます。

 

1.資金管理を大切に

資産運用で非常に重要な考え方の1つに資金管理があります。

簡単に言うと「現金持ちなさいよ」ということです。

 

例えば100万円を運用資金に、株買うぞ~!と思ったときに、

よくありがちなのが100万円をまるまる買ってしまうことです。

最初のころは慣れてないこともあり、そんなことしないよ~と思いがちですが、

慣れてくると誰しも買いすぎてしまいます。

 

基本的には投資金額は70%を上限に、少なくとも30%は現金にして口座においておくことをおススメします。

まるまる100%を株に突っ込んでいる方は損切になってしまいますが、現金の比率を高めることをおススメします。

 

また、今から少し投資を始めてみようかな、という方も少し物足りない気はすると思いますが、10~20%を最初にチビチビ購入することをおススメします。

 

今後も引き続き下落していく可能性を常に頭に入れながら、慎重にやっていきましょう。

資産運用は攻めよりも、守りの方が重要であることを覚えておいてください。

 

2.いつ買えばいいのか

↑これもめちゃめちゃ聞かれます。

 

正直、私が未来から来た人間で、「あぁ~あのコロナの時は6月くらいから戻り始めたよ」なんて分かっていればみんなにすぐに教えます。

むしろnoteで有料で販売します。

 

ただこればっかりは正直、正解はありません。

色々な事象を鑑みると半年は引きずりそうかな~程度の推測はしていますが。

 

ただ世の中どうなるかは分かりません。トランプ大統領が株価を押し上げるような政策を打つかもしれませんし、その逆でウイルス感染が止まらず、世界の人口がめちゃめちゃ減って景気停滞が3年間も続くなんてことも。

(さすがにそこまでは無いと思っていますが。)

 

なので買うタイミングに正解はありませんが、参考になる投資の格言をいくつか記載しておきます。

 

「落ちてくるナイフはつかむな」

投資格言の中でもベタ中のベタです。

 

落ちてくるナイフつかんだらケガするぞ、ということで絶賛下落真っ最中の相場では無理に買いに行っちゃだめよ。

 

ちゃんとつかむなら床に落ちてから拾いましょう。コロナウィルスの影響が薄れてきて相場も安定してきたときにゆっくり買いましょう。

 

買い時は必ず訪れます。

 

 

 

 

 

・「Dead Cat Bounce」

(死んだ猫でも落とせば弾む)

 

 

ひ、ひどい。。。

これは辛辣な言い回しですが、あなた達、心痛まないの?と感じるくらい海外の経済番組でもバンバン多用されている格言です。というか猫落とすな。

株式相場が大きく下落した際、一時的に反発して値上がりすることがあります。

その値上がりに釣られて飛びついてはいけませんよ、という意味です。

本格的な上昇ではなく、短期的な反発であって、それ以降下げ続けることもありますよ~、と。

 

この格言を忘れずに少額ずつ購入するのがよろしいかと思います。

 

3.何を買えばいいのか

↑これまた多い質問です。

 

具体的な商品を書くのはコンプライアンス的によろしくないので、選択基準をお伝えしておきます。

値下がりとなっている原因(コロナウイルス)と直接的な影響が少ない商品(銘柄)

・値下がりとなっている原因が解消されたときに回復が早い商品(銘柄)

 

 

具体的に話すと、

このような相場全体が大きく下がっている状況では、関係ない銘柄までどんどん下がっていきます。

 

そのような銘柄であれば相場が回復した際に大きく値を戻す可能性も高いです。

(推奨しているわけではありませんが、Netflixとかなら、むしろ会社にとっては契約数が増えるんじゃないかな~なんて思ったり)

また一時的に下がっても長期的に見て、コロナウイルスが落ち着いたらすぐに回復できそうな商品・銘柄を選定できれば、そこに投資するのもありかもしれませんね。

 

あとは上記に書いたような商品の選定が難しい場合は、日経平均株価やNYダウに投資されるのが良いと思います。

資金管理さえ注意して、長い目でみて取り組んで頂ければ、結果として悪くはないと思います。

 

 

 

今回は以上になります。

 

 

みなさま体調管理にはくれぐれも気をつけてお過ごし下さい。

ゴホンゴホン…

ABOUT ME
三好 裕亮
FA/お金の専門家。元野村證券勤務。中立的な立場からお客様に最適な資産の組み合わせをお伝え致します。このホームページでは皆様のお役に立つ経済、資産運用、働き方に関する記事を記載しております。個別のご相談や質問に関してはお問合せ までお願い致します。