ハイ三好です。
今回はお金持ちに関するお話しです。
世の中にはGIVE&TAKE (ギブアンドテイク)という言葉があります。
【与えよ、さらば与えられん】
というものです。
これはみなさん、何となく聞いたことはあると思います。
こちらが何かしてあげれば相手もいつかは返してくれる、
そういう意味で理解されている方も多いかと思います。
ただ私は多くの資産家の方々と接する中で、
この言葉の意味「与えれば見返りがくる」
これは経営者間の認識と
世間的に広まっているニュアンスは違うものと感じています。
世の中には「与える人」と「もらう人」がいます。
GIVE&TAKEでいうと
ギバー(与える側)
テイカー(もらう側)
この2種類です。
そして基本的に富裕層の人たちは「与える」ことに重きを置いています。
彼らは社会に価値提供することで平均以上の資産を築いて来られたので、
「俺が俺が!」「私、私!」という自己中心ではなく、まずは相手に喜んでいただけるようにGIVEして、そののちに対価をいただく、という流れで豊かになっていきました。
ですので最初は「与えること」から始まります。
ただ「誰でも構わず無条件で与える」ということはしません。
もちろんみなさま、紳士淑女の方々ですので、
基本的にはいつも優しく、誠実に対応してくださる方々ばかりではあります。
ただ、長年ビジネスに携わってきて、そのご経験から
みなさま気を付けている点がいくつかおありになります。
それは
ただ「もらうだけ」のテイカーと関わることです。
世の中には
「~してもらって当然」というように考えている人がいます。
人の時間を平気で奪うような人間も多くいます。
私は金融機関の一社員として多くの方と接してきて、
皆様がそんなことありませんが、
そのような方々というのは一定数いらっしゃいます。
そしてそういう方に限ってそのような「自覚がない」ことがよくあります。
資産家の人たちはそのような人と関わるのを嫌います。
お付き合いするなら、それなりの得られるものが対価としてない場合、
長期的なお付き合いは難しいと考えます。
こういうと少し意地悪く感じる方もいるかもしれませんが、
これはビジネスを行う上で当然のことだと思います。
相手の時間をいただくということは、
実際に金銭が動いているわけではありませんので、
目に見えて相手の財産を奪っているという意識が働きにくいです。
ですが、相手の年収や立場を考えると
会って時間をいただくだけでも、相手から財産を奪っていることになります。
例えば
1か月の収入が200万円、
年収にして2400万円の方がいらっしゃるとします。
その方の場合、1時間当たりの時給は1万円以上の計算になります。
そういう意味では、それに見合った対価がないと同じ土俵に立てないわけです。
これの考え方は常に私も意識しています。
ましてや何かをを教えてもらったり、
自分の成長につながるのであれば、それ以上の価値をいただいていることになります。
そのような意識や考え方を持つことで、
相手に対する感謝の念や、対応する心構えが変わるのではないかと思います。
それは私だけでなく、資産家の方たちも意識されているところであり、
お互いに時間をいただいたことに感謝し合える関係が一番理想だと思います。
前回の記事でこのようなお話しをしました。
こちらも今回のお話しに通ずるところがあると思います。
資産家の方たちは、相手に何かしてもらう際、タダで人を動かすということはされません。
それは相手がタダで動くことで、相手に負担がかかっていることをご自身も経験上、よく理解されているからだと思います。
そのような意識をしていないと、
知らず知らずに”うっかりテイカー”になってしまう可能性があります。
そして”うっかりテイカー”が長期的に栄えることは難しいです。
必ずどこかでその反動が返ってきます。
このあたりの考えは急に構築できるものではありません。
相手のことを思いやることで、本当の意味で「与える側」の人間になれるのだと思います。
私も気を引き締めていきたいと思います。
今日はこのへんで。
<本日の動画>
「お金持ちになる手順 後編」